科学技術部会作成要請書第3号、政府宛要請書通算52本目、平成4年4月提出 |
廃棄物のリサイクル総合処理対策を国家的プロジェクトとして推進いただきたき要請 |
【要請の趣旨】
一般廃棄物・産業廃棄物の処理はすでに飽和状態に達しており、国も「捨てることからリサイクルへ」と指導し始めている。我々は平成元年に政府へ提出した「ハイテクを駆使した高機能性衛星都市構想」でも述べたように、一地域のゴミはその域内で処理して他地域に出さないことを考えており、今回の要請書は、住民、自治体、国の三者が認識を改めて国家的課題として取り組むことを訴え、また、その具体策として、土地柄にあった分別・収集方式、有害素材・製品への標識法制化、デポジット制度の徹底、最低回収代金保障制度、製造者責任の法制化、不法投棄の罰則強化、総合処理施設やリサイクル技術・施設への国の援助、環境税の新設など、各種施策を提唱したものである。