令和元年11月25日(月) |
日本よ、 |
ペマ・ギャルポ先生
桐蔭横浜大学・大学院教授、
御専門は国際政治・国際関係論
概要
共産中国前までは、多くの民族が独立の国家をつくり、中国とも共存してきた。しかし、チベットの場合、1950年(昭和25年)、共産中国は、チベットへ侵攻・制圧し、120万人ものチベット人を虐殺、6000箇所のチベット寺院を破壊・閉鎖した。そしてチベット王ダライ・ラマを海外へ追い出し、広大なチベット国を中国へ編入し、自治区として今日に至っている。
チベット国の北に位置するウイグル族の東トルキスタン国も、中国軍が侵攻・制圧していまは「ウイグル自治区」とされている。ウイグル民族は、トランプ大統領が言うように、数百万人が抑留所へ入れられ鎖につながれている。また、ウイグル人は体内にGPSを埋め込まれ、常に監視されているという。
アメリカや欧米諸国は、天安門事件以降、「中国も豊かになれば、民主化が進むだろう」と見ていたがそうはならなかった。香港も、返還に当たり50年間、一国二制度を守ると約束していたのに御覧のような情況だ。また中国は、南太平洋諸国の各議員に1人1億円ずつ渡して懐柔している。共産中国は一貫して、一党独裁・覇権主義の国家である。日本人も肝に銘じていただきたい。(清原記)
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