令和元年12月25日(水)

この一年の政治を分析し、
令和2年の政治を占う!

高橋利行先生

高橋利行先生

政治評論家、元読売新聞論説委員・ 編集局次長・新聞監査委員長



概要

読売新聞の「読者が選んだ今年の日本の重大ニュース」を見ても、ベスト30にすら政治の話題はほとんど入っていない。特筆すべきことがなかったともいえるが、表面化していない問題点はいろいろとある。日本の目前の危機は、北朝鮮の核・ミサイル問題に尽きる。北朝鮮側は年末までに何らかの譲歩を引き出すつもりだったようだが、トランプ大統領に妥協するつもりはない。北朝鮮が交渉決裂を宣言して年末までに何か動きがあるかもしれない。国際社会は様変わりしている。トランプのやり方が世界中に広がっており、民主主義や二大政党制といった価値観にも疑問の目が注がれている。そのような混乱する国際政治の中で、日本の舵取りを任せられるのは、安倍総理をおいていないのではないか。安倍四選は十分にある。
 来年冒頭の解散総選挙は、桜を見る会の問題や野党の集合などがあったため、なくなったとみてよい。仮に解散した場合、参議院選の結果から予測すれば、少なくとも憲法改正に必要な3分の2は失うことになる。2月〜5月は予算案と関連法案の審議、6月〜8月は東京都知事選とオリンピックがある。その後になると経済の落ち込みが予想され、解散する大義名分も見出しづらい。選挙がいつなのかは、不透明な情勢である。野党連合ができたとしても、政策に共通点を見出すことはむずかしく、もし政権交代ができたとしても、維持はできないだろう。
ご案内状(pdf)

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