平成29年6月29日(木) |
恐慌化する世界、日本はどう進むべきか! |
今井 澂先生
国際エコノミスト、
元山一証券・日本債権銀行顧問
概要
北朝鮮の核ミサイル挑発への警鐘はもちろんだが、
韓国の新政権が危険である。けだし、文在寅新
大統領は、北の「チュチェ(主体)思想」(北朝鮮の
みが朝鮮半島の正統政権であり、韓国は米帝国主義
の傀儡政権であるという思想) の信奉者であり、秘
書室長に任命された任鐘哲は北の対南工作員と言わ
れる人物で、新政権は親北・反韓・反米・反日であ
る。文在寅は近く訪米してトランプ大統領と会談す
るが、トランプは親北の文在寅を容認するとは思わ
れず、米軍の韓国からの撤退も考えられ、朝鮮半島
情勢は、日本人が考えている以上に、不安定である。
中国の経済も大変で、景気浮上のため、宇宙産業
の拠点をつくったり、北京と上海には地下鉄環状線
をもう一つ増やすなどしているが、いずれ破綻する
だろう。中国には年金も健康保険もないので、大変
な悲劇が起こるだろう。また、中東では、サウジア
ラビアはじめ9カ国がイラン寄りのカタールと断交
したが、日本はカタールに、半導体製造に欠かせな
いヘリウムの大半を依存し、石油やLNGも17%
依存しており、ドイツはより依存しているので、世
界に石油危機が起こりかねない。そうした経済危機
の中、日本は良い傾向にあるが、財政難を克服する
秘策としては、日銀保有国債を永久国債化して日本
企業に売ることなどを提唱する、とされました。
●ご案内状(pdf)