平成22年10月14日(木)

近年の司法制度改革
にあたっての私の考え!

森英介先生

森英介先生

衆議院議員、工学博士、法務委員会理事
元法務大臣・衆議院厚生労働委員長

講話概要

 ご承知のように、立法・行政・司法の三権は分立とされますが、司法については、明治以来、それほどの改正もなく経過しました。ところが、その司法分野において、近年、極めて大きな改正がありました。その一つは、重要刑事犯罪に対して無差別抽出されて裁判官と並んで裁判に加わる「裁判員制度」、また、検察官が不起訴とした事件でも、それが不当だと思う場合は、無作為に選出された11人の国民により刑事起訴しうる「検察審査会制度」、さらには、これまで死刑に当たる犯罪でも逮捕されずに25年経過すれば、時効として罪に問われなかったのに、その時効制度が廃止されることが本年4月27日に法案可決・即日公布されたことなどがあります。つまり、国民は常に自分がそうした立場に選出される可能性があるわけです。
 会員の中から、そうした司法大改革について勉強したいとの声が上がりましたので、今回、連続当選7回20年のベテラン政治家で法務大臣も務められた衆議院議員・森英介先生に、御講話をいただきました。森先生は、工学博士号を取得されておられるだけに、自らパワーポイントを操作され、司法の難しい仕組みを映写幕に写して、それら大改革について、分かりやすくご説明下さり、一同、大層勉強になり、森英介先生の真摯なお人柄にも感銘いたしました。
 

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