平成22年9月27日(月)

新政権発足にあたり、日本の行方を憂える!
――のち一同にて意見交換――

大野功統先生

大野功統先生

衆議院議員、
元防衛庁長官・自民党年金制度調査会長

講話概要

9月14日に開票された菅直人総理と小沢一郎前幹事長の一騎討ちとなった民主党党首選は、ともかく総ポイント数では菅総理の圧勝という形になりましたが、国会議員によるポイント数では伯仲と言え、また、9月17日の党役員人事と新組閣メンバーを見て、どう将来を占うか。また、景気対策、財政再建、普天間処理、ねじれ国会、部分連合や大連立はあるか等々、山積する課題・政策をどう処理できるのか。菅内閣は、極めて厳しい政治状況に逢着しております。
 月例講話会での大野先生のお話は、お若い時代に大蔵省にて財政の仕組みをつぶさに観察され、諸外国へも駐在されて国際感覚を養われ、また、政治家となられて連続当選8回25年、あらゆる政策分野を体験してこられただけに、民主党の党首選挙の内幕、菅直人政権の先行きについてはもちろん、また、日本の政治面・財政面・国際関係面・安全保障面等々について、まさに、縦横無尽に分析・御解説を下さいました。その具体的内容は、ここでは差し控えますが、当日出席された方々は、大層勉強になったことと思います。大野先生はいま野党の立場ですが、日本国の病巣がよく分かっておられるだけに、与党の皆さんも、日本国再建のため、こうした大ベテラン議員の意見をよく聞くべきだと思いました。その後の質疑応答も盛んでした。

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