平成21年9月29日(水)

自民党再生の課題と、
民主連立政権への提言!

小川元先生

小川元先生

政治外交評論家、
元衆議院議員・外務政務次官・駐チリ大使


講話概要

今回の総選挙結果が、民主党の圧勝、自民・公明の惨敗となり、いまさらながら小選挙区・比例並立制の流動性に驚かされました。いよいよ民社連立政権が発足し、これから以下にマニフェストに従って政策を遂行していくか、民主連立政権の課題も多く、大変ですし、他方、自民党・公明党のほうも、これほどの大敗を喫しただけに、どのように結束し、再建してゆくか、これまた大きな課題を背負っております。
 そうした折、お若いころは商社で海外にて活躍され、国会へ出て外交・商工・文教の各分野で活躍され、議員を引退した後に、駐チリ特命全権大使を務めるなど、政治・経済・外交などすべてに明るい小川元先生に、頭記のテーマにて御講話いただきました。
 その御講話の内容は機微に触れるので、ここでは、省略をさせていただきますが、自民党の大敗は、麻生総理ばかりの責任ではなく、50年以上ほぼ政権を取り続けてきた長年の体質的なものがある。自民党は、今後、公明党の応援は難しくなろうし、自民党を支持してきた企業・団体がこれからも支持し続けるか疑問であり、その再建は極めて厳しいが、結束してこれを乗り越えられるかが鍵となる。また、民主党は、そのマニフェストに国民受けのするものをたくさん掲げたが、これが果たして限られた予算の中で実行できるか、臨時国会にて論戦となろうが、それを注目したい。150人近い新人議員を教育・研修するのも、大変なことだ等々の発言があり、その後の質疑応答も盛んでした。

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