平成17年2月24日(木) |
健全労組「連合」の創設と活動 |
竪山利文先生
日本労働組合総連合会顧問・全日本民間労組連合会(連合)初代会長講話概要
当(財)協和協会の会員の年齢になりますと、戦後、左翼労働組合運動の嵐が吹き荒れて、大変な時代であったな、と感慨深いものがあります。それも時代の流れで、意義もあったことですが、ソ連崩壊と共に、その嵐も次第に収まり、労働組合も今日みられるような健全な「連合」へと集約して行きました。
これは、我が国にとって結構なことでありますが、しかし、ここまでくるには、組合運動の指導者の並々ならぬ御苦労があったもの、と察しております。
そこで、今回は、特に1980年代から、労働組合の結集を呼びかけ、そして昭和62年に、これをまとめあげて、日本民間労組連合会を結成して初代会長に就任され、今日の連合の基礎を築いた竪山利文先生に、その経緯につき歴史的証言をいただきました。
そのお話は、我が国労働組合の明治30年からの生い立ち、戦前・戦中・占領下・戦後の経過・変遷、そうした時間的経過・時代背景を踏まえての御解説で、それはまさに、我が国労働組合運動の〈歴史的証言〉であり、まことに貴重なお話で、大層勉強になりました。