平成14年4月19日(金) |
日本経済活性化について! |
御手洗冨士夫先生
キヤノン(株)代表取締役社長、日本経済団体連合会副会長講話概要
今回は、5月に日本経済団体連合会副会長に就任された、キヤノン(株)社長・御手洗冨士夫先生に御講話をいただくことにいたしました。キヤノンと当協和協会との関係は深く、25年ほど前、当協会が月例会を開始したころから、岸信介創立会長からの要請に応え、キヤノン鰍フ創立社長御手洗毅社長が御参加下さり、いろいろと御講話もいただきました。また、元社長、そして前会長・名誉会長の故賀来龍三郎先生も、当協会の月例会によく御参加下さり、理事もお務め下さいました。
したがって、今回、御手洗冨士夫社長が、一本化した経済界・日本経済団体連合会の副会長に就任されたことは、当協会としては、身内のような感覚で、喜んでおります。そこで今回、お願いに出て、御講話をいただきました。
御手洗先生は、キヤノンUSAの代表として22年もの間、アメリカにおられ、「世界のキヤノン」に仕上げられ、アメリカの経済や経営も熟知しておられるだけに、アメリカ人と日本人の考え方の差異をいろいろと説明されました。特に1970年代のアメリカ大不況を、当時のレーガン大統領がどのようにして乗り切ったかを詳しく解説され、これは、いまの日本の不況克服に、大いに参考になると思いました。その他、税制問題、デフレ対策、国民の意識改革などについても論じられ、その後の質疑応答も盛んでした。