平成14年3月19日(火) |
科学技術立国を目指して |
京谷好泰先生
元国鉄本社副技師長・浮上式鉄道技術開発推進本部長講話概要
エネルギー資源がなく、少子高齢化のわが国が、21世紀を生き延びるには、科学技術立国しかない、というのが、15年前、当協会が結論づけたところであり、以来、当協会の内部には、科学技術部会があり、その下に10ほどの委員会・分科会もできて、活動しております。
そうした折、車体を10センチ浮上させる日本独自の高速リニアモーターカーの開発を、中心となって実現された京谷好泰先生が、昨年暮、当協会にご入会くださいましたので、ぜひにとお願いして、お話いただきました。
リニアの開発に当たって、京谷先生は当初から、「外国の技術を越えた日本独自の技術の開発を」との信念で取り組まれ、実際にそれを実現されたわけで、その開発にあたっての御苦労話や、科学技術立国への御信念・構想をうかがって、私ども一同、日本がこれから21世紀を生き延びるためには、まさに、この京谷先生の信念とやり方を手本として進めなければならない、と痛感いたしました。御講話後の質疑応答も盛んでした。