平成13年9月21日(火) |
大東亜戦争を考察する! |
柳澤錬造先生
参議院協会理事兼編集長、元同盟副会長・参議院議員講話概要
当財団法人協和協会会員でもある柳澤錬造先生には、最近、小論を書かれ、その冒頭で、21世紀に当たって20世紀を振りかえる時、何と言っても最大の事件はあの大東亜戦争であった。いま、わが国が精神面・経済面で混迷に陥っている時、これを打開するには、まず、あの大東亜戦争がなぜ起こったのかを総括し、そして、正しい歴史認識を国民が自覚する必要があるとし、さらに、開戦当時の国際情勢、アメリカ国務長官のいわゆるハルノート、ルーズベルトの策略、そして敗戦後のA・B・C級戦犯の処刑の不合理性等々につき論じておられますので、その内容をお話いただきました。
その要旨は、支那事変は劉少奇の謀略から始まった。大東亜戦争の前後にはスターリンの松岡外相に対する謀略があり、直接的にはルーズベルトの謀略があったことを論証され、誰が当時の為政者であっても同じような結果となったであろう。東京裁判等で作られた戦犯認識も払拭されるべきである。権謀術数渦巻く国際政治において、日本にもこれに対応できる政治家の出現が待望されると論じられました。