令和6年5月28日(火)

中小企業は日本のまごころ 世界の宝
トランプ時代に生き残る日本 
 

橋本久義先生

橋本久義先生

政策研究大学院大学名誉教授




概要

私は、絶対にトランプが大統領に再選されると考えている。バイデン政権の現状は、治安が極限まで悪化しており、不満が溜まっているからだ。安倍―トランプ時代は、個人的にも関係がよく、サミットでも日本が中心的役割を果たすなど、一番良い時代であった。安倍総理がなくなってしまったので、安保条約をやめるなどの無理難題を持ちかけてくるのでは、と憂慮している。
 市場の格言から言えば、今年は経済上昇の年で、来年と再来年にピークを迎える。懸念材料の戦争も、ウクライナ戦争はトランプ再選なら来年早々に停戦することになる。不動産バブルに端を発する中国経済の危機も心配だが、中国共産党体制の崩壊にはつながらない。
 苦しい時に力を発揮するのが日本の中小企業である。金が無くても知恵を出し、研究開発に取り組み、新分野に挑戦し、サービスを充実させる。そして、社長に人徳と魅力がなければ、中小企業は発展しない。このことは、通産省時代から50年以上にわたり、3千社以上の中小企業を見てまわって実感したことである。日本は、偉大な下請け国家を目指すべきである。世界のリーダーになるには、民族の特性からして向いていない。GoogleやAmazonのような企業を目指すより、高い技術力を持った下請けとして生きていくべきである。



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