令和6年3月14日(木) |
どうなる!自由民主党の再建策! |
板垣英憲先生
政治評論家
概要
かつての中選挙区制時代では、選挙が近づいてくると、有権者が政治家に対して投票の見返りに金銭を要求していた、という話を全国いたるところで聞いたことがある。その体質は小選挙区制になった今でも、そう大きくは変わっていないとみられる。
自民党による政治資金収支報告書の不記載は確かに問題だが、その背景にはこうした有権者のたかり体質もあって、何か表に出せないようなことがあるからなのではないか、と私は考えている。もちろん、政治家の側に何も問題がないわけではない。古き良き自民党を知る人間がいなくなってしまい、すっかり堕落してしまった。どう再建するかといっても、自民党結党当時のような有能な人材がなかなか出てこない。
国際情勢は今後、混迷を極めるとみられる。アメリカはバイデンの判断力がかなり衰えており、トランプ再選が有力だ。アメリカファーストをより強く推し進めて、手綱をとっていた安倍総理も今はいないのだから、日本にも悪影響が及ぶのではないだろうか。中国も指導層に経済通がいないため、経済低迷がより深刻化することになる。日本では株価が4万円を超えたと言っているが、実態は伴っていない。自民党が弱体化している今、野党がしっかりすれば政権交代の好機なのだが、野党にも人材がおらず、生かせそうにない。
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