平成23年7月14日(木)

小惑星探査機「はやぶさ」7年間の成果
プラネタリウムでの見学会ほか

集合写真







府中市郷土の森博物館内の
プラネタリウムにて
概要

 本年3月11日、東日本大震災・大津波・原発事故があり、当団体では、4月からの月例会・部会・委員会にて、それぞれの専門分野から、主としてこの問題を取り上げ検討してきた。その審議は本当に胸の痛くなる思いの連続であった。しかし、この課題は、数年にわたる検討課題なので、なにか明るい課題はないかと考えていたところ、小惑星探査機「はやぶさ」の7年にわたる活動経過が、「府中市郷土の森博物館」内のプラネタリウムで映写していることを知り、7月14日、会員ばかりではなく広く一般の皆様に、日本の宇宙科学技術の素晴らしさを知っていただきたいと考え、見学会を催した。この日は大変な猛暑で、6〜7名の欠席者は出たが、50名近くの方々が集まり、大きな丸天井一杯に広がる「はやぶさ」の迫力ある姿と、その活動経過の解説に、久しぶり明るさを取り戻した想いであった。
 この「はやぶさ」は、途中さまざまな事故を克服して、小惑星イトカワに辿り着き、その表土を採取して、7年目の昨年6月13日、本体は大気圏で燃え尽きたが、その採取したイトカワの表土分子を入れたカプセルを見事、オーストラリアにて回収することに成功したというNASAをも超える、世界的大偉業を達成した記録です。大震災に負けず我々も頑張りましょう。

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