平成13年6月19日(火)

教科書問題の今日的情況
 ――中・韓両国の批判と国内の潮流――

石川水穂先生

産経新聞論説委員・教育問題担当


講話概要

いま、教科書問題で国の内外がゆれております。ことの起こりは、民間有志「新しい教科書をつくる会」によって作られた教科書が、文部科学省検定を通り、採択・市販されましたが、この教科書に対して、中国や韓国が猛烈に反発して、外交問題、感情問題にもなりました。当協会も、歴史教科書の偏向が以前から言われてきたことから、教科書会社7社の歴史教科書の記述を洗い出す作業を支援してきたことから、関心を持っておりますので、今回は、この問題に詳しい産経新聞の石川水穂論説委員に、この問題の情況を御解説いただきました。
 これまでの教科書問題の経過を、年表的に分かりやすく説明され、また、今回の扶桑社出版の歴史教科書ができるまでの経緯、文部科学省と外務省の対立、中国・韓国からの猛烈な抗議、そして、この新しい歴史教科書の教育現場での採択の見通し等々、詳しく解説され、大層勉強になりました。その後の質疑応答も盛んでした。

<< <<