| 平成１３年３月６日（火） |
わが国の家庭崩壊を、いかに建て直すか |
渡部昇一先生
エッセイスト、哲学者、上智大学文学部教授講話概要
教育の荒廃が言われて久しい。いじめ・自殺はあとを絶たず、また、社会においても親が子どもに保険金をかけて殺すなど、精神構造異変を思わせる事件があまりに多い。こうした教育崩壊・家庭崩壊の原因を探り、その対策を立てることが焦眉の急である。そこで、この問題に以前から警鐘を鳴らしておられる渡部昇一先生に御解説・御提言をいただきました。
先生は、こうした諸問題の淵源を、フランス革命の理念となったすべての価値観をひっくり返したルソーの思想にあるとし、わが国で、家庭崩壊を正すには、こうしたルソー的思想を払拭することから始める必要がある、と論証されました。
