第3代会長 櫻内義雄元衆議院議長(通産、農林、建設、外務、各大臣)
第2代会長の福田赳夫元総理が平成7年7月5日急逝されたので、第3代会長をどなたにお願いするか役員会を持った結果、福田家と縁戚関係にあり、また、衆議院議員を50年以上務められ、数々の要職を歴任されて、衆議院議長を務められた櫻内義雄先生を推戴しようということになり、清原淳平専務理事からお願いに出たところ、お快く御承諾下さった。(就任日、平成7年9月5日)
義雄先生のお父上は、商工相、農相、蔵相などを歴任された櫻内幸雄衆議院議員。義雄先生は、慶応義塾大学経済学部を卒業され、鐘紡に入社されたが、昭和13年応召を受け、中国戦線で右腕貫通銃創を受けたため除隊。
父上・幸雄蔵相の秘書を経て、昭和22年、東京1区で衆議院議員。のち参議院議員も務めたが、昭和27年、父上の選挙区・島根全県区を承継、通算18回当選。その間、通商産業大臣、農林大臣、建設大臣、外務大臣などを歴任され、平成2年〜同5年まで衆議院議長として、名議長と謳われた。平成11年3月には、議員在職50年の特別表彰を受けておられる。
第三代会長・櫻内義雄先生は、平成14年4月5日に当団体会長に就任されたことにより、岸信介元総理が創立された4団体すべての会長に、逝去されるまで、就任してくださっていた。
櫻内義雄先生の書はない。前掲のごとく大戦前の中国戦線において、右腕に貫通銃創を受けたため、右腕がやや御不自由だったからである。しかし、誠実なお人柄のゆえに、御高齢であっても、いろいろと御尽力くださった。政府へ要請書を提出する時には、みずから総理のところへ出向いてくださった。下の写真は、小渕恵三総理との面談の場面。平成15年7月5日逝去、91歳。
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