平成14年10月29日(火)

外務副大臣を1年半務めて、考えること

植竹繁雄先生

衆議院議員・前外務副大臣


講話概要

小泉内閣が出来て1年半、いろいろ成果もあり、また、波瀾もありましたが、特に外務省は、田中真紀子衆議院議員の外務大臣就任から急転直下の辞任騒動、外務官僚の不祥事・不手際、さらに、小泉総理の北朝鮮訪問に伴う、拉致された日本人の生死に関する問題等々、外務省は、まさに激動・波乱の一年半でありました。
 その中にあって、植竹繁雄副大臣は、温厚なお人柄もあって、脇からよく外務省の諸事件・諸問題の補正・調整にあたった、と高く評価されております。  また、植竹繁雄先生の御父上は、岸信介内閣の郵政大臣で、当「財団法人協和協会」の初代理事長を務められた植竹晴彦参議院議員でありましたので、そうしたご縁もあり、いつか当協会で御講話を、と考えておりましたところ、このほどやっとたいへんな役職から解放されましたので、お願いに出ましたところ、お快くお引き受けくださいました。
 まず、当協会の初代会長・岸信介元総理にお目にかかったときの思い出、また、初代理事長の御父上・植竹晴彦下郵政大臣にかかわるお話、感慨深いものがあり、そして、外務副大臣1年半在任中、実に世界4大陸・数十カ国を、日本代表として歴訪された折のお話は、それぞれに臨場感に溢れ、一同、熱心に聴き入りました。それにつけて、わが国のため、東奔西走世界中を回られ、また、国内においては、外務省内や省庁間の調整役として尽力された御苦労を想い、ほんとうに頭の下がる思いでありました。その後の質疑応答も盛んでした。

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