平成13年12月14日(金) |
内外から見た日本経済 |
リチャード・クー先生
野村総合研究所主任研究員講話概要
わが国の財政・経済が厳しいことは理解しているつもりでしたが、先月の月例会にてPHP総合研究所が、欧米諸国との国際比較数字を挙げて説明され、事態の深刻さを痛感いたしました。事態がここまで来れば、一刻の猶予もできません。わが国は、専門家の頭脳を結集して、早急にその対策にあたらなければなりません。
そうした折、以前から、野村総研のリチャード・クー先生が、テレビ討論会などで、いつもキラリと光る発言をされておられますので、今回、ぜひまとまった先生の日本経済再建策がうかがいたいものと、お願いに出ましたところ、お快く応諾下さいました。
この日、リチャード・クー先生は、最新の経済データ資料をもとに、いまの日本の経済構造や現状を詳細に分析・御解説下さり、また、テレビ討論会での分断的なお話と違って、2時間にわたってのまとまったお話でしたので、クー先生のお考えや、論点がよく分かり、大層勉強になりました。日本も、早くクー先生の御提案を採り上げ、日本経済の再建・活性化を図っていただきたいものと、痛感いたしました。その後の意見交換も盛んでした。