平成13年4月17日(火)

戦略型資本主義を構築せよ!
 ――反資産デフレの政治経済学――

渡辺喜美先生

衆議院議員・自由民主党・財政金融委員


講話概要

いま、わが国は、10年以上の不況を脱却できず、特に最近、アメリカの株価下落などの影響を受け、日本の株価は13,000円台の大台を割り、金融機関は逆ザヤとなるなど、深刻な様相を呈しており、早急かつ抜本的な対策が求められております。
 そうした折、かつて当協会月例会にもよく御講話に来られた渡辺美智雄元副総理の御長男喜美衆議院議員が、いま若手のホープのひとりとして、事態打開策を提唱しておられますので、御講話をいただくことにしました。
 御講話の中で、ここ10年間のわが国経済の低迷の原因を、資産価格の大暴落によるカ条不良債権処理が遅れていることにあるとし、その処理方法として、業界の再編とセットで、思い切った債権放棄を行なうことが必要である、との持論を展開され、大層勉強になりました。

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